逆質問は自己PRの最終チャンス。企業の意図を理解し、戦略的に質問を準備することで、入社意欲・スキル・価値観を効果的に伝えられる。
「最後に、何か質問はありますか?」
面接の終盤、この一言にドキッとした経験はありませんか?
準備不足のまま「特にありません」と答えてしまっては、せっかくのアピールチャンスを逃してしまいます。実はこの「逆質問」、合否を左右する最後の自己PRの場なのです。
特に、未経験の職種へ挑戦するあなたにとって、逆質問は熱意とポテンシャルを伝える絶好の機会。ありきたりな質問ではなく、面接官の記憶に残る「対話」を生み出すことで、「この人と一緒に働きたい」と思わせることができます。
この記事では、新卒・転職者向けに、面接官に響く逆質問の例文を70個厳選しました。面接フェーズ別、職種別、アピールしたい内容別に網羅しているので、あなたにぴったりの質問が必ず見つかります。
NG例や質問の作り方も徹底解説。この記事を最後まで読めば、自信を持って面接に臨めるようになります。
- 逆質問は面接官の評価に大きく影響する要素
- 企業の意図(熱意・対話力・文化理解)を理解して質問することが重要
- 質問は「情報収集 → 仮説立て → 複数準備」の3ステップで作る
- 面接フェーズ別・職種別に適した質問を選ぶと効果的
- NG質問を避け、相手との対話を広げる姿勢が評価される
面接での「逆質問」は、あなたの入社意欲・コミュニケーション力・企業理解をアピールできる重要な場です。企業の意図を理解し、準備された質問を通じて対話を深めれば、他の応募者と差をつけられます。この記事では、面接フェーズや職種、アピール内容に応じた70の質問例とNG例、作り方の手順を紹介。逆質問は、内定に近づく最後の勝負所です。
逆質問はなぜ重要?企業側の3つの意図
- 面接官は「この人と一緒に働けるか」を最後に確認したい。
- 入社後のギャップ防止のため、価値観のすり合わせが行われている。
- 会話力・思考の深さ・企業研究の質がすべて逆質問に集約される。

逆質問は、企業とあなたのマッチ度を測る重要な場。単なる「質問」ではなく「相互理解の最終確認」である。
そもそも、なぜ企業は面接の最後に逆質問の時間を設けるのでしょうか。その裏には、応募者を多角的に評価するための3つの意図が隠されています。この意図を理解することが、効果的な逆質問作りの第一歩です。
1. 入社意欲や熱意の確認
逆質問は、応募者がどれだけ自社に興味を持っているかを測るための重要な指標です。事前に企業研究をしっかり行い、考え抜かれた質問をすることで、「本気で入社したい」という強い熱意をアピールできます。 逆に「特にありません」という回答は、意欲が低いと見なされかねません。企業としては、自社への関心が高い人材を採用したいと考えているため、逆質問の内容を重視しています。
2. コミュニケーション能力の評価
逆質問は、単に質問して終わりではありません。面接官の回答に対してさらに深掘りしたり、自分の考えを述べたりする中で、対話力や論理的思考力といったコミュニケーション能力が評価されています。相手の話を正確に理解し、的確な受け答えができるか。建設的な対話を通じて、円滑な人間関係を築ける人材かを見極めているのです。
3. 企業文化とのマッチ度の見極め
応募者がどのような点に関心を持つのかは、その人の価値観や仕事へのスタンスを反映します。例えば、チームでの働き方やキャリアパスに関する質問が多ければ、協調性や成長意欲を重視する人物だと判断できます。
企業は逆質問を通じて、応募者の価値観が自社の文化や風土と合っているかを確認し、入社後のミスマッチを防ごうとしています。

逆質問は「質問を用いた自己PR」。入社したい意志・準備の深さ・価値観の合致を、質問の中で表現しよう。
評価される逆質問の作り方3ステップ
- 「企業研究+自己分析」こそが逆質問の出発点。
- 仮説ベースの質問は、思考力と理解力の両面をアピールできる。
- 1つの質問に頼らず、フェーズや状況別に数種類用意すべき。

逆質問は“準備力”の見せどころ。情報収集→仮説構築→複数の質問案の準備が成功の鍵。
面接官に響く逆質問は、やみくもに考えても生まれません。以下の3つのステップに沿って準備することで、誰でも戦略的で質の高い質問を作成できます。
ステップ1:徹底した情報収集と自己分析
まずは、応募先企業について徹底的に調べましょう。公式サイトのIR情報やプレスリリース、業界ニュース、社員のインタビュー記事などに目を通し、企業の現状や今後の展望を深く理解します。
同時に、「なぜこの会社で働きたいのか」「入社後、どのように貢献したいのか」といった自己分析も行い、自分のキャリアプランと企業の方向性を結びつけます。
情報収集のソース | 確認すべきポイント |
---|---|
公式ウェブサイト | 企業理念、事業内容、IR情報、中期経営計画、ニュース |
業界ニュース | 市場動向、競合他社の状況、業界の課題 |
年次報告書 | 財務状況、経営戦略、リスク要因 |
社員のSNSやブログ | 実際の働き方、社風、企業文化 |
ステップ2:質問の「仮説」を立てる
情報収集と自己分析で得た情報をもとに、「この企業は〇〇という課題を抱えているのではないか」「〇〇という事業に注力している背景には△△という狙いがあるのではないか」といった仮説を立てます。
この仮説を検証・深掘りする形で質問を作成することで、企業研究の深さと思考力をアピールできます。ありきたりな質問ではなく、自分ならではの視点を加えることが重要です。
ステップ3:質問を複数パターン用意する
面接で話が盛り上がり、用意していた質問の答えが先に語られてしまうケースも少なくありません。どんな状況にも対応できるよう、質問は最低でも3〜5個、できれば異なる角度から複数パターン用意しておきましょう。「仕事内容」「キャリアパス」「組織・社風」など、複数のカテゴリで準備しておくと安心です。

会社情報をただ調べるだけでなく、「なぜこの質問をするのか?」まで考え抜くことで、逆質問が武器になります。
【面接フェーズ別】逆質問例文20選
- フェーズによって重視される視点が変わる(熱意→具体性→ビジョン)。
- 一次面接では「志望動機+仕事内容」、二次は「貢献」、最終は「将来性」。
- 相手が誰か(若手or役員)を想定し、質問の深さを調整する。

逆質問はフェーズごとに変えるべき。誰が面接官かを意識し、その役割に合った質問を用意しよう。
逆質問は、面接のフェーズによって面接官も目的も異なります。それぞれの段階に合わせた質問をすることで、より高い評価を得ることができます。
一次面接:意欲と基礎理解をアピール
一次面接は、人事担当者や若手社員が面接官を務めることが多く、基本的なスキルや人柄、入社意欲が見られています。ここでは、企業研究をしっかり行ってきたことと、仕事内容への強い関心を示す質問が効果的です。
業務内容に関する質問例
- 配属予定の部署では、現在どのような目標を掲げていらっしゃいますか?
- 〇〇様(面接官)がこのお仕事で最もやりがいを感じるのは、どのような瞬間でしょうか?
- 入社後、活躍されている方に共通するスキルやスタンスがあれば教えてください。
- 1日の業務の流れについて、具体的なイメージを教えていただけますでしょうか。
- チームではどのようなツール(例: Slack, Asanaなど)を使ってコミュニケーションやタスク管理をされていますか?
企業文化・社風に関する質問例
- 御社の企業文化を最も象徴するようなエピソードがあれば、ぜひお聞かせください。
- 社員の皆様が大切にされている共通の価値観や行動指針はございますか?
- 部署内やチームでのコミュニケーションを活性化するために、何か取り組まれていることはありますか?
二次面接:貢献意欲と具体性をアピール
二次面接では、現場の管理職やリーダーが面接官となることが多く、より実践的なスキルやチームへの貢献度が評価されます。自身のスキルや経験を活かして、どのように貢献できるかを具体的にイメージさせる質問を心がけましょう。
スキル・貢献に関する質問例
- 現在、チームが抱えている課題や、今後強化していきたい点はございますか?
- 前職で培った〇〇の経験は、入社後どのような形で活かせるとお考えでしょうか?
- 成果を出す上で、このポジションに最も重要だと考えられるスキルは何でしょうか?
- 入社後、いち早くチームに貢献するために、事前に学習しておくべきことがあれば教えてください。
- 御社では、どのような方が高い評価を得て、キャリアアップされていますか?
チーム・働き方に関する質問例
- 配属予定のチームは、どのようなメンバー構成(年齢層、専門性など)になっていますか?
- チームで目標を達成するために、特に重視されているプロセスやコラボレーションの方法はありますか?
最終面接:長期的な視点と覚悟をアピール
最終面接は、役員や社長が面接官となり、応募者のビジョンや価値観が企業の方向性と一致しているか、長期的に活躍してくれる人材かが見極められます。企業の将来性や経営戦略に絡めた、視座の高い質問で入社への覚悟を示しましょう。
経営戦略・事業に関する質問例
- 〇〇社長が今後、特に注力していきたいとお考えの事業領域とその理由についてお聞かせください。
- 中期経営計画を拝見しました。この目標を達成する上で、現在最大の課題となっているのは何だとお考えですか?
- 業界内で競合他社との差別化を図るために、御社が最も大切にされていることは何でしょうか?
- 今後のグローバル展開について、どのようなビジョンをお持ちかお聞かせいただけますか?
- 私が入社した場合、御社の長期的な成長にどのように貢献できるとお考えになりますか?

一次で意欲を伝え、二次で具体的貢献を示し、最終で覚悟と長期視点を持とう。逆質問でそのすべてが表現できる!
【アピールしたいこと別】逆質問例文25選
- 自分の強み・関心・価値観を補強する質問は、志望動機の説得力を高める。
- スキルや経験と企業課題を結びつけると、即戦力としての印象を与えられる。
- 「質問で自己紹介する」意識が大切。

逆質問は「強み・価値観・意欲」を裏付ける手段。自分をどう見せたいかから逆算しよう。
逆質問は、自分の強みや人間性をアピールする絶好の機会です。ここでは、アピールしたい内容に応じた質問の切り口と例文を紹介します。
やる気・熱意を伝えたい
入社への強い意欲をアピールするには、入社後の活躍を見据えた質問が有効です。「入社することがゴールではなく、入社後に貢献したい」という姿勢を示しましょう。
- 1日でも早く戦力になるために、入社前に勉強しておくべき知識やスキルがあれば教えてください。
- このポジションで早期に成果を上げるために、最も重要なことは何だとお考えですか?
- 配属予定の部署で、今後新たにチャレンジしようとしている取り組みはありますか?
- 御社で活躍されている社員の方々は、どのような目標を持って業務に取り組んでいらっしゃいますか?
- 入社後、どのようなステップで業務を覚えていくことになるのか、研修制度なども含めて教えていただけますか?
スキル・強みをアピールしたい
自分の経験やスキルが、企業のニーズと合致していることを示す質問です。具体的なスキル名を挙げ、それをどう活かせるかを問いかけることで、即戦力であることを印象付けられます。
- 前職では〇〇というツールを使い、△△の改善に貢献しました。御社でも同様の課題はございますか?
- 私の強みである〇〇というスキルは、御社のどのような事業や業務で最も活かせるとお考えでしょうか?
- 御社の〇〇というプロジェクトに大変興味があります。私の△△の経験を活かして貢献できる部分はありますか?
- データ分析のスキルを活かしたいと考えているのですが、チームではどのような指標(KPI)を重視されていますか?
- これまでマネジメント経験を積んできましたが、御社ではどのようなリーダーシップが求められますか?
企業研究の深さを示したい
プレスリリースやIR情報など、公開情報だけでは分からない一歩踏み込んだ質問をすることで、企業への関心の高さを示せます。自分なりの仮説を交えて質問するのがポイントです。
- 御社のIR情報を拝見し、〇〇事業の成長率が特に高いと感じました。この成功の背景にある独自の強みは何だとお考えですか?
- 〇〇(競合他社)と比較した際の、御社のサービスが持つ最大の優位性はどこにあるとお考えでしょうか?
- 社長がインタビューで「〇〇を大切にしている」と仰っていましたが、それを現場レベルで体現している具体的なエピソードがあれば教えてください。
- 最近発表された〇〇という新サービスについて、開発の裏側で特に苦労された点などがあればお聞かせいただきたいです。
- 業界全体で〇〇という課題が指摘されていますが、御社ではこの課題に対してどのような対策を講じていらっしゃいますか?
働き方・キャリアパスを確認したい
入社後の働き方やキャリアについて質問することで、長期的な視点で企業を見ていることを伝えられます。ただし、受け身な姿勢ではなく、自律的にキャリアを築きたいという意欲を示すことが大切です。
- 御社では、どのようなキャリアパスを歩むことができますか?具体的なロールモデルとなる社員の方はいらっしゃいますか?
- 社員のスキルアップを支援するための研修制度や資格取得支援制度があれば、具体的に教えてください。
- チーム内でのフィードバックや評価は、どのような形で行われていますか?
- 部署異動やジョブローテーションの制度はありますか?また、希望はどの程度考慮されるのでしょうか?
- 将来的には〇〇の分野で専門性を高めたいと考えています。そのようなキャリア形成は可能でしょうか?
社風・文化への理解を深めたい
自分にマッチした環境で長く働きたいという意思を示す質問です。企業の価値観や働く人々の雰囲気を知ることで、入社後のミスマッチを防ぐ目的もあります。
- 若手社員の方でも、裁量権を持って大きな仕事に挑戦できるような風土はありますか?
- チームの皆さんが、仕事を進める上で最も大切にしている行動規範や価値観は何ですか?
- 異なる部署の方々と連携する機会は多いでしょうか?また、その際のコミュニケーションで工夫されていることはありますか?
- 新しいメンバーがチームに加わった際、どのようなサポート体制がありますか?
- 社員の皆様は、仕事以外での交流(部活動やイベントなど)はありますか?

「自己PRの延長としての逆質問」を意識して、あなたらしい武器を引き立てる質問を選ぼう。
【職種別】逆質問例文25選
- 職種に求められる成果・スキルを事前に理解して質問することが重要。
- 業界構造やチーム構成などの具体性に踏み込めば、視座の高さをアピールできる。
- 職種×会社フェーズ(大手orベンチャー)で質問をカスタマイズする。

職種別に期待される視点を押さえた質問こそ、プロ意識の証。専門性と興味の両方を伝えよう。
職種によって求められるスキルや視点は異なります。ここでは、代表的な5つの職種に特化した、より専門的で実践的な逆質問を紹介します。
営業職
顧客との関係構築や目標達成への意欲が問われます。
- 成果を上げている営業担当者に共通する行動特性や思考パターンはありますか?
- 競合他社と比較して、御社の製品・サービスが持つ最大の強みと、営業としてアピールすべきポイントは何でしょうか?
- 新規顧客開拓と既存顧客の深耕では、どちらに比重を置いていますか?
- 営業チームの目標達成に向けて、どのようなKPIを設定し、進捗管理を行っていますか?
- 顧客の長期的な成功を支援する上で、営業として最も大切にすべきことは何だとお考えですか?
ITエンジニア・Webマーケティング職
技術への探究心や、ビジネスへの貢献意欲を示すことが重要です。
- 現在の開発チームで採用されている技術スタックや開発手法(アジャイル、スクラムなど)について教えてください。
- コードレビューやペアプログラミングなど、チーム全体の技術力やコードの品質を高めるための取り組みはありますか?
- エンジニアが企画段階から関わり、プロダクトの方向性に意見を反映させる機会はありますか?
- 現在、Webマーケティングチームが最も注力している指標(CVR、CPA、LTVなど)は何ですか?
- データ分析の結果を、どのように次の施策の意思決定に活かしていますか?具体的なプロセスを教えてください。
事務職
正確性や効率化への意識、サポート精神が評価されます。
- 事務職として、他部署のメンバーと円滑に連携するために、特に心がけるべきことは何でしょうか?
- 現在、業務の中で「もっと効率化できる」と感じていらっしゃる課題はありますか?
- このポジションでは、定型的な業務と突発的な業務の割合はどのくらいでしょうか?
- チームをサポートする上で、最も感謝されたり評価されたりするのは、どのような行動でしょうか?
- 今後、ペーパーレス化やDX化を進める上で、事務職にどのような役割が期待されますか?
企画・マーケティング職
市場分析力や創造性、論理的思考力が問われます。
- 新しい企画を立案する際、どのようなプロセス(情報収集、意思決定など)を経て実現に至るのでしょうか?
- 企画の成果を測る上で、最も重要視している指標は何ですか?
- 〇〇様(面接官)がこれまで手掛けられた企画の中で、最も印象に残っている成功事例と、その成功要因について教えてください。
- 市場のトレンドや顧客ニーズを把握するために、どのような情報収集や分析を行っていますか?
- 若手のうちから、企画の主担当としてプロジェクトを推進するチャンスはありますか?
コンサルタント職
高い課題解決能力と知的好奇心を示す必要があります。
- 若手コンサルタントが早期に成果を出すために、入社後に最も重要となるスキルは何だとお考えですか?
- プロジェクトにおいて、クライアントとの信頼関係を築く上で最も大切にされていることは何でしょうか?
- 入社後の研修プログラムやメンター制度について、具体的にどのようなサポートが受けられるのか教えてください。
- これまで手掛けられたプロジェクトの中で、最も困難だった課題と、それをどのように乗り越えたのかお聞かせいただけますか?
- 業界の将来動向を踏まえ、今後コンサルタントに求められる専門性やスキルは、どのように変化していくとお考えですか?
これは避けたい!評価を下げる逆質問NG例と改善策
良かれと思ってした質問が、かえってマイナス評価に繋がってしまうこともあります。ここでは、代表的なNG例とその理由、そして評価される質問への改善策を解説します。
NGな逆質問例 | なぜNGなのか? | OKな改善例 |
---|---|---|
❌ 給与や福利厚生、残業時間についてストレートに聞く | 仕事内容よりも待遇面への関心が強いと見なされ、意欲が低いと判断される可能性がある。 | ✅ 御社では、どのような方が高い評価を得て、昇給や昇進に繋がっていますか? |
❌ 調べればすぐに分かること(企業理念、事業内容など) | 企業研究が不十分で、入社意欲が低いと見なされる。「本当にうちの会社に入りたいのか?」と疑われる。 | ✅ 企業理念の「〇〇」という言葉に深く共感しました。この理念を実践するために、皆様が日頃から意識されていることは何ですか? |
❌ 「特にありません」と答える | 興味や意欲がない、コミュニケーション能力が低いと判断される最大のNG回答。 | ✅ 面接を通じて理解が深まりましたので、現時点では質問はございません。本日はありがとうございました。 |
❌ 面接官のプライベートに関する質問 | 公私混同であり、ビジネスの場にふさわしくないと判断される。 | ✅ (面接官のキャリアの話が出た場合)〇〇様がこれまでのご経験で、最もご自身の成長に繋がったと感じるプロジェクトは何ですか? |
❌ 抽象的すぎる、またはYES/NOで終わる質問 | 対話が広がらず、思考の浅さを見抜かれてしまう。「何かありますか?」など。 | ✅ チームで目標を達成する上で、特に重視されているプロセスやコラボレーションの方法はありますか? |

応募職種の理解が浅いと、逆質問の深さも浅くなる。まずは「その職種に求められるもの」を知ることから!
【応用編】ライバルに差をつける逆質問テクニック
- NG質問は「調べればわかる」「待遇系」「浅い質問」が典型。
- 対話を広げる質問力は、社会人基礎力の重要評価項目。
- 企業タイプ(大手 or ベンチャー)で“響く質問”の傾向が異なる。

逆質問にも“地雷”がある。避けるべきNG例を知り、深掘りと対話力で他者と差別化を。
最後に、他の応募者と一歩差をつけるための応用テクニックを2つ紹介します。
1. 「対話」を広げる深掘り術
逆質問は、質問して終わりではありません。面接官の回答に対し、さらに一歩踏み込んで会話を広げることで、高いコミュニケーション能力と深い思考力をアピールできます。
会話を広げるテクニック例
- 共感・感想を伝える: 「なるほど、〇〇という点を重視されているのですね。非常に共感いたしました。」
- 自分の意見を述べる: 「そのお話をお伺いして、私の前職での〇〇の経験が活かせると感じました。」
- さらに具体例を求める: 「ありがとうございます。例えば、〇〇の場面では、具体的にどのように判断されたのでしょうか?」
- 仮説をぶつける: 「その課題の背景には、〇〇といった要因があるのではないかと推察しますが、いかがでしょうか?」
2. 企業タイプ別の使い分け(大手 vs ベンチャー)
企業の規模やフェーズによって、響く質問の傾向は異なります。応募先に合わせて質問を使い分けることで、より的確なアピールが可能になります。
- 大手企業向けの質問: 組織の中での役割やキャリアパス、既存事業の課題解決など、安定した組織構造の中での貢献を意識した質問が効果的です。「〇〇事業部では、どのようなキャリアパスを描くことができますか?」など。
- ベンチャー企業向けの質問: 事業の成長性や変化への対応力、個人の裁量権など、会社の成長に直接貢献したいという意欲を示す質問が響きます。「今後、会社がさらに成長していく上で、このポジションに最も期待する役割は何ですか?」など。

逆質問は「一問一答」ではなく「会話のキャッチボール」。答えを深掘りする姿勢が、印象アップにつながります。
まとめ
逆質問は、面接の最後に与えられた「最後の自己PR」のチャンスです。企業の意図を理解し、戦略的に準備することで、あなたの入社意欲、スキル、そして人柄を効果的に伝えることができます。
この記事で紹介した例文や作り方を参考に、あなた自身の言葉で、未来の同僚となる面接官との「対話」を楽しんでください。事前にしっかりと準備を行い、自信を持って面接に臨むことが、内定獲得への一番の近道です。さっそく、あなただけの逆質問リストを作成してみましょう。
参考サイト
- https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12295979927